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【ぶら探訪・藤江町】旧道に眠る江戸の記憶─福山藩の隠れ名物「憩亭」を訪ねて

概要
江戸時代の儒学者菅茶山が「特に福山藩に多く、場所と数を書きとめおくべき」と記した「憩亭」(辻堂・四ツ堂)。
庶民が雨宿りや休憩のために建て、地域の力で守られてきた小さな休憩所です。
福山市内には今もその多くが残り、素朴ながら味わい深いその姿は、訪れる人を惹きつけます。
再建を重ねて受け継がれてきた“まちの宝物”をめぐり、歴史の風を感じましょう。
Point
憩亭とは?── 庶民の手でつくられた小さな休憩所。江戸時代には600以上ありましたが、現代では半数以下になっています。とはいえ、今も福山市内に多くの憩亭が残ります。その独特な佇まいに魅了される人が多くいます。なにより、藩あるいは行政の力ではなく、地域の力のみで何百年と受け継がれてきた習俗は、訪れる人々の興味を誘います。
楽しみ方は人それぞれ── 憩亭は実に多くのことを現代の私たちに語りかけてくれます。たとえば、①旧道がどこだったのか、なぜこの地に存在しているのか、どのように継承されてきたのか、そういった歴史的背景を考えさせてくれる。②旅行者の休み処であったり、地域の人の遊び場や和める場所、など実際的な活用や交流の場になること。③風景にベストマッチした姿はフォトジェニックで映えることまちがいなし!
約8,000歩のまちあるき── アップダウンのある道を歩きながら、4カ所の憩亭と町の風景を楽しみます。
案内人のミニ講演付き── スタート地点の交流館では、憩亭の背景をわかりやすく解説。初心者にもおすすめです。
スケジュール
集合・藤江交流館
〇藤江交流館で午前9:00よりミニ講演(約30分)
↓(約400m)
〇1番目の1の憩亭
↓(約600m)
〇2番目の憩亭
↓(約200m)
〇3番目の憩亭
↓(約1.5kmの上り道)
〇4番目の憩亭
↓(約1.9km)
〇交流館(帰着予定、正午)
※アップダウンのある道を約8000歩ほど歩きます。
注意事項
雨天中止
案内人
秋山 由実
郷土史研究家
福山市生まれ。福山には誇るべき市井の歴史がたくさんあることを発信しようと2006年より『ビジネス情報』に「備後の遺産を訪ねて」を連載開始。今年1月連載524回、20年を迎える。2014年より情報誌『ぐらんふぁーま』に「福山ぶらり歴史紀行」を連載開始。著書に『福山憩亭百景』『路傍の語りべ』がある。憩亭研究がライフワーク。
集合場所
申し込み・問い合わせ先
お申込み
せとうちエレジー公式サイト(当ページ)
お問い合わせ
備陽史探訪の会 田口 由実
TEL 070-1074-9617
Mail info@bingo-history.net
実施スケジュール
第1回
- 実施日時
- 2026/03/20(金) 09:00 〜 12:00
- 予約開始
- 2025/12/24 10:00
- 予約終了
- 2026/03/19 23:59
- 料金
- 500円
- 定員
- 1 / 30 人
- 最少催行
- 5人
- 備考
-
○約8000歩、アップダウンの道を歩きます。
○雨天中止













