概要

江戸時代の町並みが残る鞆の浦で、建築の魅力と物語をめぐる特別な一日。
沼名前ぬなくま神社の能舞台、豪商・林家住宅、現代建築の鞆の津とものつミュージアムや鞆こども園、
そして名建築100選に選ばれた後山山荘うしろやまさんそうと医王寺へ。
瀬戸内の景観と建築が織りなす、鞆の浦ならではの美しさ。建築家が案内する目線で、構造や意匠に込められた知恵・暮らし・文化を読み解きます。
建物を見る楽しさが変わる体験、ぜひご一緒に。

ご予約はこちら

Point

• 伏見城の面影を残す能舞台──　沼名前神社にある能舞台を建築の観点で解説。華やかな武家文化の痕跡をたどります。

• 豪商・林家住宅を建築から読む──　梁や通風の工夫など、繁栄を支えた空間構成に注目。建物から暮らしの知恵を感じ取れます。

• 鞆こども園の現代建築──　子どもたちの安全と自由を支える、設計の工夫が詰まった園舎を紹介。

• 名建築100選・後山山荘──　海とまちを一望できる後山山荘と医王寺。景観と建築が調和する美を堪能。

• 建築家の視点で再発見──　案内人は、半世紀にわたり鞆の建築と向き合ってきた専門家。豊富な知見で奥深く案内します。

詳細

古くから海上交通の要衝として栄え、今なお江戸期の町並みが息づく鞆の浦。
その地で半世紀にわたり建築と向き合ってきた案内人が、歴史と暮らしを支えてきた建造物の“真の魅力”を、経験と知見を込めて紐解きます。

旅のはじまりは、伏見城から移されたと伝わる沼名前神社の能舞台。華やかな武家文化を今に伝えるその構造や意匠を、建築の観点から読み解きます。
続いて訪れるのは、海上交易で財を成した豪商・林家住宅。重厚な梁組、巧みな通風の知恵、交易の繁栄を物語る空間構成──豪商の暮らしと時代の息遣いが、建物そのものから浮かび上がります。

鞆の浦の文化発信拠点である鞆の津ミュージアムでは、建物の役割や地域とのつながりを、現代建築の視点から紹介。
さらに、地域の未来を育む鞆こども園では、子どもたちのために設計された空間の工夫や、安全・安心を形にする建築の姿を見ていきます。

そして締めくくりは、海とまちを一望する日本の名建築100選に選ばれた後山山荘と医王寺へ。豊かな景観と寺院建築が織りなす、鞆の浦ならではの美しさを感じていただけます。

本ツアーでは、建物を“見る”だけでなく、そこに宿る歴史、知恵、そして人々の営みを建築家の視点で読み解いていきます。
何気ない風景に隠された建築美が、まったく違った物語として立ち上がる——そんな体験が待っています。

鞆の浦の奥深い魅力を、建築の力で再発見する特別な一日へ。どうぞご参加ください。